あー、、、あー、、、聞こえますか、、、聞こえますか?こちら今治、、、今治。
昨晩は梅雨に入ってから久しぶりに大雨が降り、さっきまで降っていました。
窓ガラスを叩く雨は、まるで洗車機の中にいるみたいでした。
今年の梅雨の雨は連日降り続くわけじゃなくて、短時間で激しく降る感じで、そのせいか土砂災害のアラームもあまり鳴っていません。
でも、たった数時間の雨で何度も地元の田んぼが沈んでいまいます。
もはや湖です。
地方、特に自分のような田舎に住んでいると、自然の変化が都会よりもよく分かる気がします。
実は自分は数年間だけ東京に住んでいました。
ここからは完全なるにわか視点からお伝えします。
東京にいた頃は、首都圏という大きな壁の中にいる感じで、地方の出来事はまるで外国のことのように感じていました。
なぜそう感じたんだろう?
振り返ってみると、地元にいた時と比べて全然テレビを見ていなかったな?って思います。
それもそのはずで、ボロボロでネズミも出る狭すぎる木造アパートに住んでいたので、できる限り家にはいたくなかったのです。
当時は20代前半、体力は有り余っています。
自分が上京した理由は音楽という夢を追いかけてのことで、仲間もいました。
類は共を呼ぶっていう言葉はマジそれで、短い期間ですが夢を追っている色々な人と出会いました。
仕事が終わった後は、自分の夢を叶えるための時間に没頭していました。
つまり家にいる時間が少なかったのです。
当時はスマホもない時代でガラケーです。SNSはまだ黎明期。
「テレビを見ない(新聞を見ない)」=「ニュースを知らない」という感じがしていました。
今はもちろん違いますよね。
20代前半の世間知らずの自分は、そもそも論でニュースに接する機会が少なかったというのが要因だと思います。
後、もう一つ考えられるのは、無限に広がるようなコンクリートジャングルが、まるで屈強な砦のように感じていたことです。
実際は勘違いなのですが、地方の田舎にいると自然の影響をコンクリートの中よりもろに感じます。
風が吹くと竹や木が大きくしなり、大雨が降ると泥水が道端に溢れ出します。
雨が引くと川には山砂が大量に堆積して、山が削られているのを体感します。
テレビに映る地方の豪雨災害の光景は、自分の住んでいるところそっくりです。
今治は比較的災害が少ない場所ですが、西日本豪雨では土砂崩れが発生して死者も出ています。
大雨が降っていつも思うのが「明日は我が身」ということです。マジデ
特に蒼社川はいつ氾濫してもおかしくないと思ってます。
もちろん頓田川もです。
でも毎年なんとかなってるから「毎年ギリギリで耐えてるから、まぁ大丈夫やろ!」
みたいな雰囲気が俺の地元にはあります。
しかし、いつ災害が起こるかわからないのが現実。
さらに年々雨の振り方がひどくなっているのを肌で感じています。
マジでしっかりと備えないとです。