「白山神社(はくさんじんじゃ)」は、光林寺の奥に位置しており、参拝者は光林寺の駐車場を利用して徒歩で神社に向かいます。境内には巨大な御神木があり、その神々しい雰囲気が訪れる人々を魅了します。
白山神社の起源は701年(大宝元年)、天武天皇の勅命を受けた徳蔵上人が、国家鎮護のために白山権現と摩尼山を開基しました。825年(天長2年)には、空海の奏聞により淳和天皇の勅願として再興されました。さらに、940年(天慶3年)には、藤原純友と平将門の謀反に対抗するため、朱雀院の詔勅を受けた摩尼山の僧徒が祈祷を行い、その霊験が顕著であったため、社殿の修造が行われました。
白山神社の本殿は檜皮葺(ひわだぶき)、拝殿と幣殿は瓦葺で、昭和52年(1977年)10月に改修されました。その伝統的な建築様式は、歴史と文化を感じさせるものです。
白山神社の御祭神は、伊雅岐神(いざなぎのかみ)と菊理姫神(くくりひめのかみ)です。伊雅岐神は日本神話に登場し、黄泉の国からイザナミを迎えに行った神として知られています。ちなみに菊理姫神はイザナギとイザナミの仲を取り持ったとされ、『日本書紀』の一書に一度だけ登場する謎の多い神様です。
白山神社にお参りするには、車のナビを光林寺に設定し、光林寺の駐車場から、光林寺と共に参拝するのがオススメです。
ぜひ訪れて、その神秘的な雰囲気を感じてください。